マイクロフィルムを高品質でデジタル化 ― ScanPro™シリーズが選ばれる理由

ScanPro™シリーズの特徴

マイクロフィルムスキャナを比較する際に、最も重要な考慮事項の一つは、スキャナでキャプチャーされた画像品質です。
ここでの画像品質は、スキャンまたは印刷された文書の読みやすさを表します。
画像品質は、小さな文字や細部の読み取りにおいて特に重要です。
さらに、スキャナから可能な限り最高の画像品質を得ることは、品質の低いフィルムを扱う際に特に重要です。

画像品質の主要な要素はカメラの解像度ですが、マイクロフィルムをデジタル化する際に重要なのは「画素数」だけではありません。
ScanPro™シリーズは、大型イメージセンサーと受光素子サイズ、さらに高性能レンズの最適な組み合わせにこだわり、鮮明でクリアな画像を撮影できるため、あらゆる種類のマイクロフィルムを迅速かつ正確に処理でき、研究・保存・業務利用に最適な高品質スキャンを実現します。

「メガピクセル数=高画質」という誤解

1800万画素(18MP)の方が600万画素(6.6MP)より高画質」と思うかもしれません。
しかし、実際にはメガピクセル数の高さだけが、必ずしも画質の良さを意味しません
スキャナに搭載されるイメージセンサーのサイズと画素(ピクセル)の大きさも画質を大きく左右します。
センサーが大きく、1つ1つのピクセルが大きいほど、光を多く取り込み、文字や細部を鮮明に再現できます。

ScanPro 2500 例:6.6MP、受光素子サイズ 3.5μm × 3.5μm

同等製品例:18MP、受光素子サイズ 1.25μm × 1.25μm

結果として光を多く取り込み、文字や細かいディテールをよりクリアに再現できるScanPro™シリーズは、小文字や劣化フィルムの判読性で競合製品を上回る品質を実現します。

更なる高品質を生む高解像度カメラとレンズ設計

カメラ解像度とは、カメラが捉える「固有の光学ピクセル数」を意味し、文書の読みやすさや画像品質に大きく影響します。
単なるセンサー性能だけでなく、ピクセルシフト技術と高精度光学ハードウェアを組み合わせることで、センサー以上の解像度を実現できるのが最新のハイエンドカメラの特徴です。

光学解像度の追求
 e-ImageData社のScanPro3500およびi9500も同様に、これらの技術を使用して、6.6MPセンサーをベースに26.4MPの光学データを取得できる高解像度カメラを搭載しています。

レンズとの最適化設計
 光がスキマを通過した後に回折(光が波のように広がる)という現象が起きます。
 この回折の影響を考慮しないで受光素子の小さい安価なセンサーや安価なレンズを使用すると、レンズを通過後、拡散し滲んだ光を複数の受光素子で読み込みます。
 結果としてノイズの多い輪郭のぼやけた、判読性と正確性の低いイメージが作成される恐れがあります。

・モノクロセンサー採用
 ScanPro™シリーズは、 モノクロセンサー を採用し、マイクロフィルム特有の線や濃淡をより高精度に再現します。
 結果として、マイクロフィルムスキャナとして高精細な画像を提供します。

Auto-Scan機能 ― 高速かつ効率的な自動スキャン

ScanPro™シリーズには、業務効率を高める Auto-Scan機能 が搭載されています。
※ロールフィルム対応モデルが必要です

  • 対応フィルム:35mmフィルム、16mmフィルム
  • エッジ検出機能により、ブリップのないロールフィルムでも自動スキャン可能
  • 標準機能:1分あたり平均10コマを自動スキャン
  • SAM (ScanPro Advantage Membership) オプション:1分あたり平均55コマ(最大100コマ)の高速スキャンを実現

AUTO-Carrier搭載モデルではフィッシュフィルムも自動スキャンに対応しています。

  • 対応フィルム:フィッシュフィルム、COMフィルム、ジャケットフィルム、ジャンボフィッシュ
  • コマのレイアウト設定により、任意の画像へワンクリックで移動し、複数コマや全体をシームレスにスキャン可能
    ジャケットフィッシュも、レイアウト設定とエッジ検出機能の組み合わせにより、自動スキャンに対応
  • フィルム移動、自動スキャン、フィルム排出をソフトウェア上でハンズフリー操作

多様なマイクロフィルムに対応 ― 幅広い利用シーン

ScanPro™シリーズは、コンパクトな卓上スキャナであり、モーター駆動キャリア搭載モデルなど幅広くラインアップ。

  • 研究用途:オンデマンドリサーチに最適
  • 業務用途:高速かつ高精度の自動スキャン
  • 多様なフィルムタイプ:ロールフィルム・フィッシュフィルム・アパチュアカードなど

ScanPro™シリーズでは対応が難しいケースについて

ScanPro™シリーズは多くのマイクロフィルム電子化に対応可能な非常に優れた製品ですが、以下のようなケースでは処理に間に合わない、または対応が難しい場合があります。

  • 大量のマイクロフィルムを短時間で処理する場合
  • 劣化が著しく、判読性が大きく低下している場合
  • 画像のコマ間がなく、エッジ検出が不可能な ポジフィルムなどのロールフィルム自動スキャン

このような場合には、専用高速スキャナをご用意しております。
こちらはScanProでも不可能な高スピード、更なる高品質・高性能を実現できます。
当社では用途に応じて最適なソリューションをご案内可能です。

C400 Advanced
MACH10 Pro
MACH7

まとめ ― ScanPro™シリーズが選ばれる理由

  • 大型センサー+大型受光素子モノクロセンサー採用で、文字や細部まで鮮明に再現できる画質を実現
  • 最適なレンズ設計で、光の解析や歪み、ノイズを軽減
  • ピクセルシフト+光学技術により最大26MP解像度の鮮明な読み取り
  • Auto-Scan機能で効率的なロールフィルム自動スキャン
  • AUTO-Carrier搭載でフィッシュフィルム自動スキャンにも対応
  • 文書保存・デジタルアーカイブに最適なマイクロフィルムスキャナで、用途に合わせたラインアップを提供
ScanPro2500
ScanPro3500
ScanPro i9500

「マイクロフィルムを、高品質かつ効率的にデジタル化する」ScanPro™シリーズは、そのために一切妥協しません。
マイクロフィルム電子化に関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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